老年脳神経外科学会に参加しました。


【第38回日本老年脳神経外科学会に参加しました】


2025年4月11日〜12日に小田原・三の丸ホールで開催された「第38回日本老年脳神経外科学会」に参加しました。今年のテーマは「老年脳神経外科を見つめ直そう」というもので、高齢化が急速に進む中での脳神経外科のあり方について、多くの示唆に富んだ議論が交わされました。


私は「脊椎脊髄手術を見直そう」と題して講演を行い、いかに安全かつ有効な手術を提供するかについて、私たちの施設での取り組みを紹介しました。とくに、術前評価の重要性、低侵襲手術の可能性、そして術中モニタリングによる神経温存の必要性について強調しました。


また、他の演者のご発表からも多くの学びがあり、高齢者のQOL向上を目指す医療の今後の方向性について深く考える機会となりました。


このような学術の場で、日頃の臨床経験を整理し、共有することの意義を改めて実感しました。今後も、より多くの高齢患者さんにとって安心で質の高い脊椎脊髄外科医療を提供できるよう、努力を重ねてまいります。